レイヤーの管理

最終更新日 : 2023年5月24日

レイヤー情報を表示、変更する

  • レイヤーまたはプロパティグループの名前を変更するには、次のいずれかの操作を行います。
    • タイムラインパネルでアイテムを選択し、Enterキー(Windows)またはReturnキー(macOS)を押して、新しい名前を入力します。

    • タイムラインパネルでアイテムを右クリック(Windows)またはControlキーを押しながらクリック(macOS)し、名前を変更を選択して新しい名前を入力します。

  • タイムラインパネルでソースフッテージアイテムの名前とレイヤーの名前の表示を切り替えるには、タイムラインパネルのレイヤー名/ソース名列の見出しを選択します。
メモ

レイヤー名とソースフッテージ名が同じ場合、[レイヤー名] というように、レイヤー名表示のレイヤー名が角かっこで囲まれて表示されます。

  • 選択したレイヤーのソースフッテージファイルの名前を情報パネルに表示するには、Ctrl+Alt+Eキー(Windows)またはCommand+Option+Eキー(macOS)を押します。
  • レイヤーでどのフッテージアイテムがソースとして使われているかを見るには、タイムラインパネルでレイヤーを右クリック(Windows)または Control キーを押しながらクリック(macOS)し、「プロジェクト内のレイヤーソースを表示」を選択します。 ソースフッテージアイテムがプロジェクトパネルで選択されます。
  • タイムラインパネルでレイヤーをフィルタリングして、検索文字列や特定の特性に一致するプロパティを持つレイヤーのみを表示することができます。タイムライン、プロジェクト、エフェクト&プリセットパネルでの検索とフィルタリングと、キーボードショートカットを使用してタイムラインパネルでプロパティとグループを表示する方法について詳細を見る。

タイムラインパネルのレイヤースイッチと列

レイヤーの特性の多くは、タイムラインパネルで列に配置されたレイヤースイッチによって決まります。デフォルトでは、A/V機能列がレイヤー名の左に表示され、スイッチ列とモード(転送コントロール)列が右に表示されますが、列の配置を変更できます。

タイムラインパネルで列を表示または非表示にするには、タイムラインパネルの左下隅にあるレイヤースイッチ転送コントロール、またはイン/アウト/デュレーション/伸縮ボタンを選択します。Shift+F4キーを押して親列を表示または非表示にします。F4キーを押してスイッチ列とモード列を切り替えます。

一部のレイヤースイッチ設定の結果は、タイムラインパネルのレイヤーアウトラインの右上にあるコンポジションスイッチの設定に依存します。

メモ

複数のレイヤーのスイッチの状態をすばやく変更するには、1 つのレイヤーのスイッチをクリックし、隣接するレイヤーの列にドラッグします。

A/V 機能列のスイッチ

ビデオ 

 

レイヤーの表示/非表示を切り替えます レイヤーまたはプロパティグループの表示や影響の切り替えについて詳細を見る。

オーディオ 

 

レイヤーのサウンドのオン/オフを切り替えます。

ソロ 

現在のレイヤーをプレビューおよびレンダリングの対象に含め、このスイッチが設定されていないレイヤーは無視します ソロ以外のすべてのビデオの非表示について詳細を見る。

ロック 

 

レイヤーの内容を変更できないようにロックします レイヤーのロックまたはロック解除の詳細を見る。

スイッチ列のスイッチ

シャイ 

 

内気なレイヤーを非表示コンポジションスイッチが選択されている場合、現在のレイヤーを非表示にします。詳しくは、タイムラインパネルでのレイヤーの表示と非表示を参照してください。

コラップストランスフォーム/連続ラスタライズスイッチ

 

レイヤーがプリコンポジションの場合は変形を折りたたみ、レイヤーがシェイプレイヤー、テキストレイヤー、またはベクターグラフィックファイル(Adobe Illustratorファイルなど)を引用元フッテージとするレイヤーの場合は連続ラスタライズします。ベクターレイヤーでこのスイッチを選択すると、After Effectsがフレームごとにレイヤーを再ラスタライズし、画像品質が向上しますが、プレビューとレンダリングに必要な時間が増加します。レンダリング順序と変形の折りたたみ、およびベクターグラフィックを含むレイヤーの連続ラスタライズについて詳細を見る。

品質 

 

プレビュー用の画面へのレンダリングを含む、レンダリング用のレイヤー画質を最高画質ドラフトオプション間で切り替えます。レイヤー画像品質とサブピクセル配置について詳細を見る。

エフェクト 

 

エフェクトを適用してレイヤーをレンダリングします。 このスイッチは、レイヤー上の個々のエフェクトの設定には影響しません エフェクトとアニメーションプリセットの削除または無効化について詳細を見る。

フレームブレンド 

フレームブレンドをフレームミックスピクセルモーション、またはオフの3つの状態のいずれかに設定します。フレームブレンドを有効にするコンポジションスイッチが選択されていない場合、レイヤーのフレームブレンド設定は無関係です。フレームブレンドについて詳細を見る。

モーションブラー 

 

レイヤーのモーションブラーのオンまたはオフを切り替えます。 モーションブラーを有効にするコンポジションスイッチが選択されていない場合、レイヤーのモーションブラー設定は関係ありません。(モーションブラーについて詳細を見る。

調整レイヤー 

 

現在のレイヤーを調整レイヤーに設定します 調整レイヤーについて詳細を見る。

3D レイヤー 

 

現在のレイヤーを 3D レイヤーに設定します。 文字単位の 3D 化プロパティが設定されたテキストレイヤーなど、3D レイヤーの中にさらに 3D レイヤーが含まれている場合は、このスイッチのアイコンが に変わります 3Dレイヤーの概要とリソースについて詳細を見る。

レイヤーまたはプロパティグループの可視性または影響を切り替える

レイヤーのビデオ(目玉)スイッチは、プレビューまたは最終出力でレイヤーの視覚情報をレンダリングするかどうかをコントロールします。レイヤーが調整レイヤーである場合、ビデオスイッチは、レイヤーに対するエフェクトをその下にあるレイヤーのコンポジットに適用するかどうかを制御します。 レイヤーがカメラまたはライトである場合、ビデオスイッチは、レイヤーのオンとオフを制御します。

ペイントストローク、シェイプレイヤー内のパスの操作、テキストレイヤー内のテキストアニメーターなど、レイヤーのいくつかのコンポーネントには、それぞれ独自のビデオスイッチがあります。 ビデオスイッチを使用して、これらのアイテムの可視性と影響を個別に切り替えることができます。

  • レイヤーの可視性をオフにするには、レイヤーのビデオスイッチの選択を解除します。
  • すべてのレイヤーのビデオスイッチを選択するには、レイヤースイッチすべてのビデオの表示を選択します。
  • 選択しているレイヤー以外のすべてのレイヤーのビデオスイッチの選択を解除するには、レイヤースイッチ他のビデオを隠すを選択します。

レイヤーをソロ処理する

ソロ処理を使うと、アニメート、プレビュー、または最終出力時にソロ処理されたレイヤーと同じ種類の他のレイヤーを除外できます。 ソロ処理されたレイヤーと同じ種類のレイヤーはすべて、コンポジションパネルでのプレビュー時と最終出力時にレンダリングされません。 例えば、ビデオレイヤーをソロ処理すると、ライトレイヤーやオーディオレイヤーはコンポジションのプレビュー時またはレンダリング時に表示されますが、 ソロ処理されていないビデオレイヤーは一切表示されません。

  • 1 つまたは複数のレイヤーをソロ処理するには、タイムラインパネルでレイヤーを選択し、レイヤー名の左にあるソロアイコン をクリックします。
  • 1 つのレイヤーをソロ処理し、他のすべてのレイヤーのソロ処理を解除するには、Alt キー(Windows)または Option キー(macOS)を押しながらレイヤー名の左にあるソロアイコン をクリックします。

1 つのレイヤーをソロ処理すると他のレイヤーのビデオスイッチ がグレー表示に切り替わり、レンダリング時に表示されなくなります。

Lloyd Alvarez が、After Effects Scripts の Web サイトで、レイヤーにタグを付け、そのタグに応じてレイヤーを選択する、隠す(シャイ)またはソロレイヤーに設定することができるスクリプトを公開しています。 タグは、タイムラインパネルのコメントフィールドのコメントに追加されます。

レイヤーをロックまたはロック解除する

ロックスイッチを使用すると、変更の必要がないレイヤーを誤って選択しないようにできます。 ロックされたレイヤーは、コンポジションパネルでもタイムラインパネルでも選択できません。 ロックされたレイヤーを選択または編集しようとすると、タイムラインパネルでそのレイヤーが点滅します。

ロックされたレイヤーには、A/V 機能列にロックアイコン が表示されます。初期設定では、ロックアイコンはタイムラインパネルのレイヤー名の左側に表示されます。

  • レイヤーをロックまたはロック解除するには、タイムラインパネルでレイヤーのロックスイッチをクリックします。
  • アクティブなコンポジションですべてのレイヤーのロックを解除するには、レイヤースイッチすべてのレイヤーのロックを解除を選択します。

コンポジション、フッテージアイテム、レイヤーおよびキーフレームのカラーラベル

プロジェクトパネルとタイムラインパネルでラベル(ラベル列にあるカラー付きボックス)を使用すると、コンポジション、フッテージアイテム、レイヤーおよびキーフレームを一目でわかるように整理できます。

After Effects のカラーラベルの概要:ラベルの環境設定

キーフレームにカラーを割り当てる:キーフレームカラーラベル。

タイムラインパネルでレイヤーの表示/非表示を切り替える

レイヤーをシャイ(隠す)に設定すると、タイムラインパネルの一番上にあるシャイレイヤーを隠すコンポジションスイッチ を使用して、タイムラインパネルのレイヤーアウトラインにあるすべてのシャイレイヤーを隠すことができます。 この機能は、調節するレイヤーやレイヤープロパティだけをタイムラインパネルに表示する場合に便利です。

スイッチ列のアイコンは、レイヤーがシャイであるか 、シャイではないか を示しています。

レイヤーをシャイに設定しても、プレビューと最終出力時にはレンダリングされます。 プレビューまたは最終出力時に一部のレイヤーをレンダリングしないようにするには、ビデオスイッチを使用するか、レイヤーをガイドレイヤーに設定します。

  • レイヤーをシャイにする/シャイにしない状態を切り替えるには、レイヤーのシャイスイッチをクリックするか、タイムラインパネルでレイヤーを選択してから、レイヤースイッチシャイを選択します。
  • すべてのシャイレイヤーの表示/非表示を切り替えるには、タイムラインパネルの上部にあるシャイレイヤーを隠すコンポジションスイッチ をクリックするか、タイムラインパネルの右上にあるポップアップメニューから「シャイレイヤーを隠す」を選択します。

タイムラインパネルでレイヤーをフィルターし、検索文字列または特定の特性に一致するプロパティが設定されたレイヤーのみを表示することもできます。 タイムライン、プロジェクト、およびエフェクト&プリセットパネルでの検索とフィルターおよびタイムラインパネルでのプロパティとグループの表示するためのキーボードショートカットを参照してください。

Lloyd Alvarez が、After Effects Scripts の Web サイトで、レイヤーにタグを付け、そのタグに応じてレイヤーを選択する、隠す(シャイ)またはソロレイヤーに設定することができるスクリプトを公開しています。 タグは、タイムラインパネルのコメントフィールドのコメントに追加されます。

レイヤーの画質とサブピクセルポジショニング

レイヤーの画質設定は、レンダリングの精度だけでなく、モーショントラッキングや、合成エフェクトの制御レイヤーとしてレイヤーを使用する場合など、レイヤーに関連するその他の計算精度にも影響します。

複製または分割してできた新しいレイヤーは、元のレイヤーの画質設定を維持します。

最高」、「ドラフト」、「ワイヤーフレーム」の 3 つのオプションから画質を選択できます。 「最高」オプションを選択すると、バイリニアサンプリングとバイキュービックサンプリング(次の節で説明します)から選択できます。 

選択したレイヤーの画質を「最高」(バイリニアサンプリング)、「ドラフト」および「最高」(バイキュービックサンプリング)で切り替えるには、タイムラインパネルの品質スイッチをクリックします。 これらすべてのオプションと「ワイヤーフレーム」オプションから選択するには、レイヤー画質を選択します。

最高

サブピクセルポジショニング、アンチエイリアス、3D シェーディングを使用してレイヤーを表示またはレンダリングします。適用したすべてのエフェクトを計算するため、 最高画質は、プレビューと最終出力の両方でレンダリングに最も時間がかかります。

ドラフト

低画質でレイヤーを表示します。 この画質では、サブピクセルポジショニングやアンチエイリアスを使用せずにレイヤーを表示またはレンダリングするので、一部のエフェクトが正確に再現されない場合があります。

ワイヤーフレーム

レイヤーをボックス(オブジェクトを含まない状態)で表示します。 「最高」または「ドラフト」画質より、表示またはレンダリング速度が速くなります。

バイリニアおよびバイキュービックサンプリング

画質を「最高」に設定したレイヤーでは、バイキュービックおよびバイリニアサンプリングを選択できます。 このレイヤーごとの設定によって、拡大縮小などの変形に対するピクセルのサンプリング方法が決まります。

選択したレイヤーに対するサンプリング方法の設定に関するデフォルトキーボードショートカットは、最高/バイリニアは Alt + B(Windows)および Option + B(macOS)、最高/バイキュービックは Alt + Shift + B(Windows)および Option + Shift + B(macOS)です。

バイキュービックサンプリングは、バイリニアサンプリングに比べて多少プロセッサーへの負荷が高く、あらゆる場合に最高品質になるわけではありません。 あるカラーから別のカラーへのハードトランジションでの共鳴やオーバーシュートなど、状況によっては、バイキュービックサンプリングを使用した装飾の方が見やすくなります。 バイキュービックサンプリングは、ほとんどすべての実際の写真画像の場合と同様に、あるカラーから別のカラーへのトランジションの変化がより滑らかな場合に最高のオプションになる傾向がありますが、必ずしもエッジのシャープなグラフィック向けではありません。 バイキュービックサンプリングは、縮小する場合よりも拡大する場合の方が役立ちます。

メモ

レイトレース 3D レンダラーのテクスチャは、バイキュービックサンプリングを使用せず、常にバイリニアサンプリングを使用します。 また、(専用のスケーリングプラグインエフェクトやディストーションエフェクトのように)エフェクトが特別に他の方法を実装していない限り、エフェクト内でのトランスフォームも、バイリニアサンプリングを使用します。

サブピクセルポジショニング

After Effects のプロパティ値(位置やアンカーポイントなど)には、整数値以外の値(小数値)も指定できます。 これにより、キーフレームの移り変わり時に値が補間されてアニメーションをスムーズにすることができます。 例えば、25 fps のコンポジションで、時間 0 のときの位置の値が [0,0,0] で、時間 1 のときの位置の値が [0,0,80] の場合、フレーム 1 の値は [0,0,3.2] です。

After Effects は、位置およびエフェクトコントロールポイントなどのすべての空間値をピクセルの 1/65,536 の精度で計算します。 このことをサブピクセル精度といいます。

レイヤーのピクセルがコンポジションのピクセル境界上に正確に配置されない場合、アンチエイリアスと非常に良く似た少量のブラーが発生します。 このブラーは、オブジェクトのモーションでは問題になりません。これは、モーションのあるオブジェクトにはモーションブラーがあるためです。ただし、静止画のディテールがソフトになることがあります。 また、イメージがゆっくりと動いている場合、または正しくない速度で動いている場合、イメージがシャープとブラーを繰り返すようになります。

レイヤーのアンカーポイントは初期設定ではオブジェクトの中心に配置されているため、サイズが奇数のオブジェクトのアンカーポイントは整数値以外になり、整数値に配置したときにソフトになります。 ブラー、ピント合わせ、ピント外れを最小限に抑えるには、次のガイドラインに従ってください。

  • コンポジションの寸法に基づいて、奇数または偶数の寸法でグラフィックを作成します。 例えば、コンポジションが 640 x 480 ピクセルの場合は、偶数の寸法(100 x 100 ピクセルなど)のグラフィックを作成し、コンポジションが 99 x 99 ピクセルの場合は奇数の寸法(75 x 53 ピクセルなど)のグラフィックを作成します。

  • グラフィックの位置情報(保持位置キーフレームと最終位置キーフレームを含む)を小数ではなく、整数に設定します。

ベクトルグラフィックを含むレイヤーを連続ラスタライズする

ベクトルグラフィックを読み込むと、自動的にラスタライズされます。 ただし、ベクトルグラフィックを含むレイヤーを 100%以上にスケールする場合に画質を維持するには、レイヤーを連続ラスタライズする必要があります。 レイヤーのベクトルグラフィックは、Illustrator、SWF、EPS、および PDF ファイルに基づいて、連続ラスタライズできます。 連続ラスタライズでは、各フレームのトランスフォームに基づいて必要に応じてファイルがラスタライズされます。 通常、連続ラスタライズされているレイヤーは画質がよくなりますが、レンダリングに時間がかかります。

シェイプレイヤーとテキストレイヤーは常に連続ラスタライズされます。

連続ラスタライズされているレイヤーと連続ラスタライズされていないレイヤーでは、エフェクトを適用した結果が異なることがあります。 結果が異なるのは、レイヤーの初期設定のレンダリング順序が変わるためです。 連続ラスタライズされているレイヤーの初期設定のレンダリングの順序は、マスク、トランスフォーム、エフェクトであるのに対して、連続ラスタライズされていないレイヤーでは、マスク、エフェクト、トランスフォームになります。

連続ラスタライズするかどうかにかかわらず、「最高画質」でコンポジションを表示またはレンダリングすると、ベクトルグラフィックの輪郭がアンチエイリアスされてスムーズになります。

連続ラスタライズされたレイヤーは、レイヤーパネルで開いたり使用することはできません。 このため、連続ラスタライズされたレイヤーは直接ペイントすることはできません。 ただし、他のレイヤーからペイントストロークをコピーしてペーストすることはできます。

ラスタライズされたレイヤーとともに読み込んだ Illustrator ファイルの画像
読み込んだ Illustrator ファイルの画像

A. オリジナル B. 連続ラスタライズスイッチをオフにして拡大した場合 C. 連続ラスタライズスイッチをオンにして拡大した場合 

タイムラインパネルで、レイヤーの連続ラスタライズスイッチ をクリックします。これは、プリコンポジションレイヤーのコラップストランスフォームスイッチと同じです。