Adobe Connect のクローズドキャプション

Adobe Connect では、ライブセッションと録画コンテンツの両方でクローズドキャプションを利用できます。クローズドキャプションを使用すると、公共交通機関やにぎやかなカフェなど、オーディオを聞き取りにくい環境でもコンテンツをスムーズに視聴できます。

Adobe Connect には、セッション中にクローズドキャプションを作成するための複数の方法が用意されています。会議主催者には、キャプション作成の外部専門サービスを利用する、会議中のキャプション作成者を割り当てる、Adobe Connect のライブ文字起こしサービスを使用して自動キャプションを生成する、などの選択肢があります。

キャプションは会議環境に直接表示されます。セッションが文字起こしされている場合、録画中にもクローズドキャプションを利用できます。

会議主催者は、専門の字幕サービスを利用するか、会議中のキャプション作成者を割り当てることで、音声を文字起こしすることができます。参加者はキャプションを表示できるだけでなく、可読性を向上させるために表示設定をカスタマイズできます。

アクセシビリティ

クローズドキャプションは、Adobe Connect のアクセシビリティ向上施策の重要な要素であり、WCAG 2.1 AA（セクション 508 および EN 501 349 を含む）に準拠した仮想セッションの提供と、アクセシビリティが求められる参加者の支援を目的としています。

この記事では、以下のトピックを扱います。

クローズドキャプションの種類

• 手動入力：キャプション作成者を割り当て、リアルタイムでキャプションを入力します。キャプション作成者は Adobe Connect セッションの参加者として追加され、リアルタイムで文字起こしを行います。
• キャプション作成の外部サービスの利用：キャプション作成の外部サービスを利用して、セッション中にリアルタイムでキャプションを提供します。
  
• 自動キャプション生成：Adobe Connect の自動文字起こしサービスを使用して、リアルタイムでキャプションを提供します。
  

クローズドキャプションの有効化

クローズドキャプションを有効にするには、以下の手順に従います。

セッションでのクローズドキャプションの表示

参加者と主催者の両方が、セッション中にキャプションを表示できます。キャプションを表示するには、以下の手順に従います。

録画でキャプションを表示する

会議内のクローズドキャプションを有効にした場合、会議の録画でも、参加者に対して同じキャプションとオプションが表示されます。 

クローズドキャプションの表示設定の変更

クローズドキャプションを有効にした後は、文字のサイズや色を変更できます。キャプションの色は WCAG ガイドラインに準拠しており、アクセシビリティに配慮されています。

セッションでのキャプションの非表示化

参加者と主催者の両方が、会議環境でキャプションを非表示にできます。

セッションのキャプションの全消去

主催者はセッションのキャプションをすべて削除できます。キャプションを削除するには、以下の手順に従います。